リフォームの進め方
リフォームの必要な部分を洗い出す
「そろそろ我が家もリフォームが必要かな・・・」とリフォームを考えるきっかけや理由は、各家庭さまざまな事情があります。
- キッチンが狭くて使いにくい
- トイレを温水洗浄便座に替えたい
- 中古住宅なので間取りを変えたい
- 収納スペースが足りない
- クロスがはがれてきている
- 子供が独立したので、夫婦だけでゆったり過ごせる住まいにしたい
- 介護のためバリアフリーにしたい
- 高齢者がいるので玄関やお風呂に手すりをつけたい
- 冬がとにかく寒い
- 外壁の汚れがひどく、ひび割れがある など
まずは、どこをどのようにリフォームをしたいのか、具体的な要望を書き出してみましょう。予算や優先順位も重要です。予算内で要望全てが叶うとも限りませんので、現在困っている点、不具合等をピックアップしてからリフォーム会社に相談することで、打ち合わせがスムーズに進みます。また、住まいの状況によっては設備・工事費とは別に補強工事などが別途必要になる場合もあるので、パンフレット等に記載されている金額はあくまでも参考程度に予算組みをしておきましょう。
リフォームのイメージを固める
次にリフォームに関する様々な情報を収集しましょう。雑誌やインターネットなどを活用して、デザイン的に参考にしたい部分があれば、切り抜き等を準備しておくとより具体的なイメージが固まります。
また、お友達やご近所の家など実際の住まいを参考にするのも良いでしょう。自分の家をリフォームすると意識し出すと、不思議なもので普段全く気にならなかったところにまで目がいくものです。
取り入れてみたい設備があれば、各メーカーショールームなどで実際に見学するのもとても参考になります。
リフォーム業者に相談する
リフォームのイメージが固まったら、リフォーム業者に相談します。リフォーム成功の鍵を握るのは、業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。
自分の目指すリフォームを叶えてくれるところかどうか、ぜひ慎重に選んで下さい。
参考:>>リフォーム業者の選び方
できれば無料の範囲で、複数社に同じ条件で見積りや提案書を出してもらうといいでしょう。その場合、他社にも見積りを依頼している事を前もって伝えておいた方が、最終的に依頼に至らなかった場合にも話をしやすくなります。また、各社見積りの項目名称が異なるので、金額の安さだけで決めるのではなく、工事内容もしっかりチェックが必要です。
提案内容も自分の要望がしっかり伝わったものになっているかどうか、不足しているもの、あるいは余計なものが含まれていないかどうかなどをチェックし、わからない部分があれば質問して、納得のいくまで確認・検討をしましょう。
契約書を交わす
納得のいくリフォーム業者が決まれば、必ず契約書を交わしましょう。また、打ち合わせ段階の大まかな概算見積りではなく、契約段階で最終的な見積書を提示してもらうことも重要です。口約束で工事を進めてしまい、契約書が無かったばかりに後でトラブルになってしまった例もあるようですので、工事の大小を問わず正式に契約書を取り交わします。
リフォーム業者や金額にもよりますが、契約時に施工着手費用が必要になる場合もありますので、工事スケジュール工程と併せて確認しましょう。
工事前の確認
工事に入る前に、家具の移動や水道・ガス等の使用制限など、施主側で注意が必要な部分を確認しておきます。
工事中、仮住まいが必要な場合は引越しの準備もありますので、施工業者と確認が必要です。
また工事中の業者の出入りや、騒音等で近隣に迷惑をかけることもあるので、工事前にご近所への挨拶も忘れずにしておきましょう。
工事中の確認
工事中はスケジュール工程通りに進んでいるかどうか、時間があれば現場を確認するようにしましょう。職人さんともコミュニケーションをとることで、色々質問をする機会ができますし、工事中に気付いた点などがあればすぐに確認することもできます。
もし変更したい点などがあれば、変更可能かどうか確認し、また可能な場合は書面での追加明細等をもらうようにしましょう。
工事完了後の確認・引渡し
工事完了時にはリフォーム業者と一緒に施工箇所を確認します。新しく設置した設備等があれば、使用方法を指導してもらいます。
確認検査終了後、残金の清算となります。設備の取り扱い説明書や保証書、図面などはきちんと保管しておきましょう。
ご近所へのご挨拶も忘れずに。